「ななかのここ(胸を指さしながら)のね、"泣く気持ちと怒る気持ち"が、"泣かない気持ちと優しい気持ち"と戦って、負けてどっかいっちゃったんだよ。だからななか、もう保育園行くのヤダって泣かないんだ～。」

ある朝、車の中でいつも通り保育園へ行きたくないと泣いている菜々花に、「菜々花が頑張って保育園行ってるから、ママもお仕事がんばれるんだよ。菜々花のおかげだよ。ありがとね。」と話しながら保育園へ行きました。
すると、それまでメソメソしていたのに、保育園の玄関に着くと急にシャキッとして、泣かずにバイバイできたんです。
何ヶ月ぶりだろう・・・。それくらい珍しかったので、先生方もびっくり。

その日の夕方保育園へお迎えに行くと、「今日は泣かないでバイバイ出来たよ～」と、とっても誇らしげに言ってました。
そして、怒る気持ちと泣く気持ちがどこかへ行ってしまったという話をしてくれたんです。
この日以来、度々「怒る気持ち VS 優しい気持ち」、そして「泣く気持ち VS 泣かない気持ち」の戦いが繰り広げられています(笑)

「さっきはね、優しい気持ちがお出かけしている時に、怒る気持ちがササッと入ってきちゃったから、菜々花怒ったんだよ」

「ママの怒る気持ちは、ななかが楊枝でチクッて刺してやっつけるよ。」

子供が考えることって面白いなぁと思いました。